2026/09/11
身体の動きは「イメージ」で変わる
私たちの身体は、「自分が身体をどう捉えているか」に大きく影響を受けています。
・自分の重心位置を感じ取れるか
・どの部分が動いていると感じているか
・どんな風に動かそうとしているか
こうした身体のイメージが、実際の身体の動きやしなやかさを左右しています。
これは、姿勢や痛み予防、スポーツなど様々な場面で重要なポイントになります。
背骨は「一本の棒」ではない
たとえば、背骨。
背骨を「一本の硬い棒」のように捉えていると、身体を動かすときにも、背骨全体をひとまとまりにして動かそうとします。
ですが、実際の背骨は一本の骨ではありません。
首から腰に掛けて24個の椎骨が連なり、それぞれが少しづつ動くことで、滑らかなでしなやかな動きをつくっています。
「背骨は一本の棒ではなく、たくさんの骨が連なっている」
そう認識するだけでも、身体の使い方は変わってきます。
股関節のイメージを持つ
股関節も同じです。
股関節の位置を実際より外側にイメージしていると、
股関節を中心とした動作がつくりにくくなり、ももの前や外側など、身体の一部に負担が集中しやすくなります。
たとえば、スポーツやトレーニングの基本となるヒップヒンジ。
これは、股関節を中心に身体を折りたたむような動作ですが、股関節の位置を捉えているかどうかで、動きの質は大きく変わります。
「股関節はどこにあり、どう動く構造なのか」
そんな認識が変わるだけで、スポーツシーンでの動きやトレーニングの精度が上がり、結果としてボディラインにも影響していきます。
呼吸にも「癖」がある
そして、もうひとつ欠かせないのが「呼吸」です。
一例として、
息を吸うときに肩が上下に動いてしまうような呼吸。
こうした呼吸では、「吸うときに上がり、吐くときに下がる」というイメージになりやすいです。
正面から見たときに肋骨が開いていたり、前に浮き出ているように見える方は、こうした呼吸の癖があるかもしれません。
本来、呼吸の中心とな横隔膜は、「吸うときに下がり、吐くときに上がる」という動きをします。
頭の中のイメージと実際の身体の動きにズレがあると、横隔膜本来の働きを十分に引き出すことができません。
また、横隔膜は腹圧をコントロールし、体幹を安定させるための重要な鍵を握る存在でもあります。
一日に2万回以上繰り返す呼吸だからこそ、適切に整えることがゆるぎない体幹をつくる土台となります。
身体の動きを知り、感じながら動く
このように、身体の動きや不調は、単に「筋肉が強いか、弱いか」だけで決まるものではありません。
身体をどう認識しているか、どう動かそうとしているか。
脳が描くイメージが変われば、身体の使い方も変わり始めます。
理想の身体をつくる第一歩は、自分の身体の構造を知り、感じながら動かすことです。